101361 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

行き止まりは、どこにもなかった

行き止まりは、どこにもなかった

_3

ユキ「最近ロドク来ないねぇ。」

死忘「忙しいんでしょ。というかユキ姉、ここには来ない方がいいんだよ?ロドク(主人格)は。」

ユキ「それでも、気になっちゃうじゃん。ほら、あの子も…」

死忘「え?」

siwasugutikakuni「・・・・・」

死忘「シワさん!!(え、なんか殺気だってない?普段仕舞ってる羽も出てるし)」

死忘「(気になるとかそんなレベルじゃなくね?これ、ヤバイんじゃ…)」

死忘「尚更来ない方がいいと思うんだけど…」

ユキ「えぇ?なんでー」

死忘「(この人この殺気感じないの!?)とにかく、ロドクきてもすぐさま追い返…」

ロドク「おーっす。超久しぶりになっちまったなぁ。」

死忘「てめぇえええ!空気読め空気をおおお!」

ロドク「な、なんだよおい。俺そんななんかやったか?」

シュンッ

ロドク「うぉっ…。なんか通った…」

死忘「うわっ!やべぇ!ちょっとロドクバカなんで扉閉めないで入ってんだ!シワさん外出ちゃったよ!!」

ロドク「・・・・シワ?え、ちょ、嘘?!やっべぇええええええ!!」

死忘「だから言ってんだよバカヤロォオオ!ちょ、皆!緊急招集!!連れ戻すよ!!」

ユキ「え、え、そんなにヤバい?」

死忘「ユキ姉はあの子可愛がるけどさぁ…あの子、一応外出た時は殺人未遂起こしてるからね!」

かてないさかな「緊急と聞いて。大体何かは判りますよ」

糊塗霧隙羽「siwa逃げたんだろうなぁ。まぁ四の五の言ってる暇はないか。」

閃光騨「ぼくやくにたてるかなぁ・・・。」

激撃激「めんどい!でもまかせれ!ヤキムシももってくし!」

ヤキムシ「・・・・」

死忘「とにかく急ごう!ヤキムシはおいてこう!」激撃激「ちょ!」

ユキ「シワくん…」

死忘「…ユキ姉はここにいよっか。」








かてないさかな「追いつきましたが!どうするんですか!」

死忘「作戦なんかないよ!どうにか止めるしかないけども…」

激撃激「うぉおおらあぁあ!!」

ドォン!!

死忘「速攻射撃!?」

ロドク「一応この世界俺の脳内なんだけど…こんな壊して大丈夫かねぇ」

死忘「というか!ゲキ!siwa殺す気!?」

激撃激「ちげーよ、みちをふさごうとおもってよー。」

ロドク「脳内崩壊で俺が塞ぎ込む事になったらどうすんだよお前は…」

激撃激「そのときはおれがかわりにでる!ロドクは、おなくなりってことで!」

ロドク「さすがの平然っぷりだなこんちくしょう。」

糊塗霧隙羽「一応足止めはうまくいったらしいぞ。こっち見てる。」

かてないさかな「…私には邪魔者を先に潰してから進もうとしてるように見えますが。」

siwasugutikakuni「…。」

シャリィンッ

死忘「あ、ほんとだ。なんか刃打ち鳴らしてる。」

シュンッ

閃光騨「うわぁー!」

死忘「せんちゃん!?」

ロドク「あ。せんちゃんさらわれた。」

死忘「さっきから何で君そんな他人事なの!?一応色々危機だよ君!」

かてないさかな「とりあえず…閃光騨を助けるべきでは。」

激撃激「よし。」

ジャキッ

死忘「よしじゃねぇ!!!何で銃構えたお前!だめだってば!せんちゃんもろとも吹っ飛んじゃう!」

激撃激「つってもたしかあいつはやくうごけるんだろ?よけるよ」

ロドク「せんちゃん連れてだと動きづらいからおいてくんじゃね?」

かてないさかな「それだと多分、閃光騨だけ吹っ飛びますね。」

激撃激「あーそっかー」

死忘「そっかぁじゃねぇんだよおおおお!!」

糊塗霧隙羽「そんなに狼狽えるな。ここで私の出番だ。現実逃避現実逃避…」

死忘「そうか!その手があった!」

閃光騨「ふぅ…たすかったー」

糊塗霧隙羽「現実を否定する…閃光騨が捕まったのを無かった事にしたぞ…ってウワァア」

ザクッ

ロドク「やべぇ、コトキリがやられた。」

かてないさかな「やっぱり動きが見えませんね…」

死忘「なんか僕ばっかり必死でアホらしくなってきた…どうするの?もう同じ手が使えないよ?」

ロドク「そろそろ俺自ら行くか…?エロ本の準備はできているぞ…」

かてないさかな「その前に私が行きたいのですが。そしてエロ本は無意味だろうから仕舞いなさい。」

ロドク「なんだよ、何か作戦あるのか」

死忘「あっても…いけるかな…」

かてないさかな「やるだけやります。ロドクさん、あなたの能力も…」

ロドク「やれるかねぇ。”さかなの体力の限界を放棄”」

かてないさかな「痛覚も」

ロドク「”さかなの痛覚を放棄”…ってお前何する気だよ」

死忘「さかな・・・・?」

かてないさかな「真正面から突っ込む!」

ロドク「作戦なかったぁあああ!」

死忘「えぇえー!!」

かてないさかな「ゴフゥッ!!」

ロドク「そして速攻やられたー!」

死忘「うわぁああ!刃が!刃が腹を突き抜けてるー!」

閃光騨「というかさかなってぜったいまけるのうりょくだからかてないよね」

ロドク「それいっちゃおしまいだよ!」

死忘「止めればよかったよ!」

かてないさかな「…なんちゃって。これが私の作戦ですよ!」

siwasugutikakuni「…!?ヌケナイ…」

かてないさかな「私の能力は、最初に勝敗を設定出来ます。今回の勝利条件は”相手の攻撃を受けず攻撃”…既に私は負けてます。」

かてないさかな「つまりこの先何をしようとも勝敗に無関係!トリャァッ!!」

ゴスッ!!

siwasugutikakuni「グッ…」

ドサッ…

ロドク「お、おぉ…止めた。」

死忘「何とかなった…」

閃光騨「でも、けがやばくない?」

激撃激「葬式?焼くのはまかせろー」

ロドク「そんなもんは俺が棄てるから大丈夫だ!」

死忘「死んでも生き返らせるし!とにかく急いで家に戻るよー!!」





siwasugutikakuni「・・・・。」

死忘「あ、起きた。」

ユキ「シワくん!」

siwasugutikakuni「ツカマッタ…」

ユキ「…何しようとしたの?」

siwasugutikakuni「…ウザイカラ、ケシニイク…」

死忘「うざいから、消しに行く?」

ロドク「あー。最近俺あんま仕事うまくいってねーんだよな…人間関係とかで」

糊塗霧隙羽「それに影響されて強行に及んだって事か。」

ユキ「そっか…じゃぁ、シワくんなりの優しさだったのかな…」

siwasugutikakuni「…。」

かてないさかな「気持ちは判らんでもないんですけどね。」

ロドク「なんだかんだ、お前ら俺のために動くんだな」

ユキ「憎まれ口叩く子の方が多いけど、皆きっとそうだよ」

かてないさかな「一緒にしないでください」

ロドク「ツンデレは女性の特権だぞテメェ」

死忘「べ、別にロドクの事なんかどうでもいいんだからね!」

ロドク「話聞いてた?ツンデレは女性の特権だぞテメェ」

死忘「女だよ!!なんだそれ!どういう意味!?」

ロドク「そのままの意味に決まってるじゃない。お兄ちゃんにすり寄る邪魔な女は、皆もうこの世に居ないのよ」

死忘「セリフ抜粋で答えるなよ!後半いらないだろそれ!僕が何したって言うの!」

糊塗霧隙羽「なんかめちゃくちゃな一日になったな。」

ロドク「そうだな。」

死忘「唐突な無視だなぁもう。」

ロドク「何もしてないけど、もう帰るかな。じゃ、またな。」

閃光騨「あ、またねー」

激撃激「つぎはえろいおみやげくれ」

ユキ「やめなさい。」




つづく?


© Rakuten Group, Inc.